冬の頭皮は、なぜ痒くなる？ フケが出る？

冬の乾燥で出るフケは「乾性フケ」と呼ばれます。乾燥により頭皮の角質が剥がれ落ちている状態です。主な要因は、「外気の乾燥」「暖房により室内の湿度低下」「頭皮のターンオーバーが乱れ、冷えにより皮脂分泌が少ない」「間違ったシャンプー方法」などがあげられます。肌がカサつくなら頭皮も乾燥している可能性大、注意が必要です。

すぐに実践できる頭皮の乾燥対策

洗髪はお湯の温度、シャンプーの成分、洗いすぎに注意を
寒い時期はお湯の温度設定を40°C以上にしたいところですが、38°C前後に設定しましょう。シャンプーは洗浄力が控えめで低刺激なのものを選び、1日2回以上洗髪しないようにしましょう。これらを抑えれば必要な皮脂が落ち乾燥を招くのを予防できます。皮脂や汚れがちゃんと落ちているか心配な人は、事前のブラッシングやシャンプーをつけるまえにお湯だけで予洗いをしてください。

洗髪後はオイルを活用し、ドライヤーを正しく使おう
髪を乾かす際は、まずタオルドライである程度水気を切り、オイルやローションで保湿を。そうすることで頭皮だけでなく、髪をドライヤーの熱から守ってくれます。仕上げのドライヤーは20cm以上離した状態で髪の根元から乾かすように使いましょう。毛先から乾かすと髪のダメージにつながります。また、集中して1カ所に長時間当てないよう気をつけてください。

暖房を使用する際には加湿器も利用しよう。
室内にも肌や髪に良いとされる湿度は60％くらいですが、暖房のみを使用する場合、湿度が20％以下になることも。頭皮だけでなく髪のパサつきも招きますので、加湿器を併用し湿度の下がりすぎに注意しましょう。

（安田 みゆき）

執筆者：alluxe編集部