冷房で体調不良に陥る理由
冷房のおかげで、自宅だけでなく電車や会社、お店など、どこにいっても涼しく快適に暑い夏を過ごせるようになりました。その一方で、外気との温度差に体が対応しきれずに悲鳴を上げる、いわゆる冷房病とも呼ばれる現代病で悩む人は少なくありません。
体が不調になる主な原因は自律神経の乱れ。暑い場所から寒い場所、これをしょっちゅう繰り返すと、正常なコンロールができなくなり、倦怠感・頭痛・手足の冷え・肩コリ・下痢などの症状が現れます。このような状態で風邪を引いた場合、治りにくくなるとも言われています。体を冷やしすぎないようにし、温度変化に気をつけることが大切です。
冷房による体調不良を緩和するツボ
全身を温め、コンディションを整える「気海(きかい)」
【位置】
おへそから指2本分下にあります。
【ツボの押し方】
中指を使って「痛気持ちいい」程度でツボを刺激してください。1回3~5秒ぐらいを目安に、息をゆっくり吐きながら3〜5回程度繰り返しましょう。
【効果】
全身の血流を良くし体を温める効果があります。「元気の源」のツボともよばれており、このツボを刺激することで元気になる効果が期待できます。
冷えやむくみを改善する「湧泉(ゆうせん)」
【位置】
足裏の土踏まずのやや上、足の指を曲げたときに凹む部分にあります。
【ツボの押し方】
親指の腹で押すように刺激します。1回3~5秒ぐらいを目安に、息をゆっくり吐きながら3〜5回程度繰り返しましょう。
【効果】
とくに下半身の冷えやむくみを改善するほか、筋肉疲労の回復にも効果的です。また、「精気が湧き出すツボ」でもあるので気力回復も期待できます。
ツボ押しをする際の注意点
1)入浴中や入浴後など体を温めてから指圧しましょう
2)息を止めず、大きく息を吸いゆっくり吐きながらおこないましょう
以上2点を意識し、リラックスした状態でチャレンジしてみてください。
(安田 みゆき)
執筆者:alluxe編集部