【くまの色による原因の違い】

■茶色
茶色いくまは色素沈着が主な原因であらわれます。これは、紫外線によるダメージで増加するメラニン色素です。さらに、目をよくこすってしまうクセのある人は、過度の摩擦によってくまが生じてしまう場合もあるので注意が必要です。また、メイク落としをきちんとしていないとそのままメイクが酸化してしまい、気づけば茶色いくまのシミへと変わってしまいます。

■青色
ともすれば病的にも見えてしまう青いくまの原因は、血液の循環が悪くなることで起こります。これは生活サイクルが悪いと顕著になりやすく、寝不足や仕事によるストレス、PCやスマホ画面の長時間使用など、目はもちろん体調に関するバロメーターにもなります。セルフケアとして、入浴時や寝る前などに軽く指のお腹でマッサージをしたりホットタオルなどで温めてあげると血行が促進され、青さが改善されます。

■黒色
これはシミではなく、まぶたの下がたるむことで自然にできてしまう影の部分が黒く見えることが原因です。年齢とともに肌がたるむにつれて徐々に出てきやすくなるため、肌の状態がひどくなると影が濃くなり、黒ずみ感が増してくることが多くなります。

【くまの原因をキレイに解消するには？ 美容クリニックのすすめ】

上に挙げたように、くまにも多くの種類があります。しかもほとんどの場合は、ひとつのことが原因ではなく、さまざまな要素が複雑に絡み合った結果としてまぶたの下にくまがあらわれます。こういったことをきちんと診察して原因を突き止め、適切な治療を行ってくれるのが、美容皮膚科を中心とする美容クリニックです。では一体、どういった治療が行われているのでしょうか。

■レーザー治療
最もポピュラーなのは、レーザーでシミの原因となるメラニン色素にアプローチして、濃くなってしまったくまを徐々に薄くしていく治療です。レーザー照射時はゴムで弾かれる程度の痛みが発生しますが、我慢できない場合は局所麻酔をすれば安心感を持って施術が受けられます。これは色素沈着でできる茶色いくまに有効です。

■ヒアルロン酸注射
肌が膨らんだ高さに合わせて、低くなっている部分にヒアルロン酸を注入することで突起部分をなくして自然なラインをつくり、ふっくらと健康的で自然な肌を演出します。切開などもないため低リスクなことや、万が一結果に満足できなかった場合でもすぐにヒアルロン酸を除去してリセットできるのも魅力です。たるみによる黒いくまの改善におすすめです。

■ハムラ法（たるみ除去）
まぶたのたるみによるデコボコは、目の下部分である眼窩に溜まっている脂肪が原因です。その脂肪を取り除かずへこんだ部分へバランス良く移すことで、デコボコ感をなくして滑らかな肌をつくります。こちらも影が原因となる黒いくまに最適です。

この他にも、例えば青いくまにはメディカルマッサージやビタミン注射といった対処療法によるケアもあり、くまの原因に合わせてあらゆる治療法が確立されています。それらの複合治療を行うことで、悩ましいくまをスッキリと解消できるでしょう。

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